
2024年末、藤枝市の閑静な住宅地にKさんご家族の住まいが完成しました。Kさんご家族は元々関東にお住まいで、ご主人の仕事の関係で藤枝市に引っ越してきました。展示場を見学に来ていただいた時は、まだ引っ越して間もない時でしたが、これからの家づくりを任せられるパートナーのような建築会社を探されていました。
Kさんが当社を選んでくれたポイントの一つが「板倉構法」の安心感。柱と柱の間に杉の厚板を落とし込んだ板倉構法は、地震時の揺れに対してとても粘り強い構造体となります。従来の耐力壁と呼ばれる構造体は、合板等の硬い面材だけで揺れに耐えるのに対して、板倉構法の耐震壁は、厚板と柱のめり込みによる粘り強さを活かした構法で、大きな地震に対して剛の壁だけで耐えるのでなく、柔の力を併せ持ち、地震力を受け流す事の出来る構造体だと考えています。杉の厚板はそのまま室内の仕上げ材となり、木の優しさと香りに包まれた室内となります。ココラボで提案する板倉の家は、杉の壁と漆喰の壁が共存する空間が特徴で、木と漆喰のバランスは住まい手によって様々で、家具や照明器具などのインテリアに合わせて提案しています。Kさんのお宅の壁も漆喰と杉板でつくられ、建物の外周部に杉板を現し、内部の間仕切り壁を漆喰で仕上げています。
今回のKさんとの家づくりを振り返り、新しい地域での新しい家づくりの中で、良きパートナーとして少しでも不安感を取り除く事が出来ていたら嬉しく思います。新しい暮らしはまだ始まったばかりですが、私たちココラボチームも頼りにしていただきながら、これからもこの地域で楽しい暮らしを送っていただきたいと思います。
家族構成/家族4人
敷地面積/217.46m²
建築面積/65.75m²
延床面積/101.03m²
構法/板倉構法
竣工/令和6年11月



















